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エピローグ

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~二つの戦争と在日コリアン(近代の渡来人)~

● 1941年

 遂に太平洋戦争に至る。
 ニッポンは絶体絶命の中であがき破滅の道を突き進んだ。

● 1945年

 世界は東西冷戦の時代に突入した。
 アメリカは自らが主導する国際政治体制に組み入れるため、 ニッポンの家再生を認めた。
 日本は生き残った。しかし、旧植民地出身者(朝鮮半島など)は 再び外国人となった。

● 1950年

 朝鮮半島はまたしても国際政治の犠牲となった。
 東西冷戦から始まった同族による朝鮮戦争である。

● 1953年

 ニッポンは再生の歩みを進めた。
 しかし朝鮮半島は大混乱となり在日コリアンの帰国への そして渡来人となった。

~ 終わりに ~

二十世紀前半、ニッポンが「大東亜共栄圏」を旗印にアジア支配に向かって突き進んだ結果、
国家の存亡にかかわる重大な危機に陥り、「国民の生命や暮らしにどれ程の悪影響を及ぼしたのか。」
あるいは「アジアの人たちにどれ程の苦痛を与えたのか。」 皆様にはご理解いただけたものと信じます。

そして二十世紀後半には、二度と戦争にかかわることなく「世界平和を希求する。」と世界に約束しました。
私たち在日コリアンの大多数もこの約束を支持し、平和国家を標榜する日本の現在を見守っています。

私たちは、日本が二度と戦争国家にならないことを願って「日本社会の目覚まし時計」であるべく努力します。

日本人の有志とともに。

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